- マヴィ創立26周年に思う
マヴィは2024年3月3日に創立26周年を迎えます。 ここまで辿り着きましたことは、多くの皆様のご支援の賜物と感謝申し上げます。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 1998年 マヴィ創立を目前に控えた1998年…
- キャンティとキャンティ スペリオーレ|宮廷貴族のハウスワイン
イタリアワインといえばキャンティの時代があった イタリア中部トスカーナ州のキャンティは、思い出深いワインだ。ワインがまだ一般に出回っていなかった1960~70年代の日本で、なぜかキャンティは売られていた。酒豪だった父には…
- 2024年新年に思う|ローマにて
今年の正月はローマで迎えた。 娘がローマの大学に進んだのを機に、昨秋よりローマにマンションを借りて、東京とローマの二拠点生活を始めることにした。 光ファイバー回線を引き込み、デスクトップに東京と同じ20インチディスプレイ…
- コッレマーレ プロセッコ|新着のイタリア スパークリングワインを試す
前回のコッレマーレ ピノグリージョに続き、ムザラーニョさんの新着スパークリングのコッレマーレ プロセッコをリポートしよう。 プロセッコの色合いは金色がかっており、クリアで透き通った輝きがある。甘さはあるがキリッとドライで…
- コッレマーレ ピノグリージョ|新着のイタリア スパークリングワインを試す
2023年4月にムザラーニョさんを訪問した際に、昨日詰めたばかりというコッレマーレピノグリージョとプロセッコのスパークリングワインを飲ましてもらった。すこぶる美味しかったので即決したものの、イタリアからの春便コンテナの集…
- ナチュール シラー|新着ラングドック SO2無添加ワインを試す
シラーは作り込まれたフランス料理用だろう ソーヌ川をブルゴーニュからボジョレーへと南下し、リヨンでローヌ川に合流し更に下り、空に青さと陽光が増したら、流れは大きな岩山にぶつかり左右に向きを変えるところ、ローヌの銘醸地コー…
- ナチュール ピノノワール|新着のラングドックSO2無添加 赤ワインを試す
実験作品No.1 ナチュール ピノノワール 今回入って来たのは2021年のピノノワール。レヴォルさん最初の二酸化硫黄、酵母無添加の実験ワインだ。 ラベルには『No1 REGAIN』と入っている。取り戻すとは、自然な生き方…
- ボジョレーヌーヴォー2023を和のビストロ料理で
2023年はボジョレーらしさを持った優秀なヴィンテージ 2023年、コロナ禍が明けたもののウクライナ戦争2年目で物不足と物価高に翻弄された年。気候変動はもはや沸騰するレベルとなり、南仏や地中海諸国では40℃を大幅に超す猛…
- ナチュール シャルドネ|新着のラングドック白ワインを試す
SO2無添加のナチュールシリーズ 2021年の遅霜で壊滅的な打撃を受けたレヴォルさんは、二酸化硫黄無添加でワインを醸造する実験を始めた。それは、遅霜で生き残ったぶどうの芽から育った枝はとても健康で、少量ながらきれいなぶど…
- TBヴィオニエ|新着のラングドックワインを試す
醸造方法や産地で変わるヴィオニエ ヴィオニエはローマ時代に北イタリアからローヌに持ち込まれた長い歴史のある品種だ。僕にとっては子供の頃から親しんだコンドリューの印象が強いのだが、現在はラングドックの方がたくさん栽培されて…
- TBピノノワール|新着のラングドック赤ワインを試す
醸造方法や産地で変わるピノノワール ピノノワールの樹は病虫害に弱く、しかも果皮は極めて薄いため強すぎる日差しにも弱く、畑の状態や気象状況など栽培環境(テロワール)によって大きな差が生じる作りにくい品種だ。 ブルゴーニュの…
- TBシャルドネ|新着のラングドック白ワインを試す
シャルドネという品種はカメレオン 人気品種シャルドネというとブルゴーニュを思い浮かべる向きも多いと思う。しっかり樽の香りが付き、力強いため、バターやクリーム系の古典的な重いフランス料理との相性が抜群の優等生ワインを。 し…
- アル添しない新着シェリー タイプ|食前酒だけでなく和食にもおすすめのフィノ と 甘露な極上甘口
アンダルシアの銘酒シェリーとは何だろう。 イギリスの影響 スペイン最南端、ジブラルタル海峡を挟んでアフリカ大陸に接するアンダルシア州は暑く乾燥している。このジブラルタル海峡の最小幅は14㎞。ボルドーを流れるジロンド川の最…
- 久々のヨーロッパ(4)プロヴァンスのドメーヌ パンシナ訪問
4年ぶりの再会 プロヴァンスはいつ訪れても気持ちいい。 とりわけド ウェル家のドメーヌ パンシナには、セザンヌが故郷のエクサンプロヴァンスで数えられないくらい描いたサントヴィクトワール山と、青空と、咲き乱れる草花の強い色…
- 久々のヨーロッパ(3)ドメーヌ ド ブロー訪問
タリ家継承者レヴォル氏に会わねば マヴィ創業以来の生産者だったドメーヌ ド ブローのガブリエル タリさんが2020年に引退し、ファビアン レヴォル氏がドメインを購入して引き継いだ。タリさんはマヴィにとって最大の取引先だっ…
- 久々のヨーロッパ(2)|念願のバレンシア州デニア訪問
3年越しの念願がかなったデニア訪問 2020年夏に来るはずだった、コティーノ夫妻の住む町デニアにようやくやって来られた。 2019年にコティーノ家のパコとマリア夫妻が来日した際に、翌年訪問する約束をして、航空券まで購入し…
- 久々のヨーロッパ(1)|マスクを外して生活を楽しむ
コロナもようやく収束の様相を見せ始めたので、思い切って、ローマに留学中の娘の顔を見に行くことにした。2019年以来、実に4年ぶりのヨーロッパ訪問。こんなに長くヨーロッパに行かなかったのは成人してから初めて、体力も言葉の感…
- 65歳の誕生日はフレンチで愉しむ
3月18日、65歳の誕生日を迎えた。 コロナが猛威を振るっていた昨年は西伊豆の旅館「いさば」の部屋食で祝ったが、今年はオミクロンがようやく収束してきているのでフランス料理を楽しもうと、オゥ レギュームさんに電話を入れた。…
- MON テンプラニーリョ|新着のスペイン 赤ワインを試す
スペインの代表品種:テンプラニーリョ Rioja(リオハ)を代表する品種テンプラニーリョは、僕にとって思い入れの強い品種だ。 スペイン留学中の1980年7月、ヒッチハイクで北スペインを旅していた時、バスク地方Pamplo…
- MON カヴァ|新着のスペイン スパークリングワインを試す
コティーノ家のカヴァ ここ数年来、僕の家ではコティーノ家のSOLOカヴァが日常のスパークリングワインとなっていて、飲みたい時にいつでも飲めるように冷蔵庫に常備している。シャンパンやクレマンに較べて値段が安く、それでいなが…