ベリュウ家(フランス)
BLANQUETTE BEIRIEU
生産農家:ベリュウ家
ぶどう品種:モーザック、カベルネソーヴィニヨン、メルロー
オーガニック認証:ビューローベリタス
ブランケット ベリュウは、ラングドック西方の地域、リムーにあります。リムーにある修道院でフランス最古のスパークリングワインが発明されました。(シャンパーニュよりも古いのです)。畑は標高300~400mの斜面にあり、土壌は伝統的に植えられてきたぶどう品種モーザックに適した粘土石灰質です。
ベリュウ氏は1980年に故郷であるこの地にぶどう畑を購入しました。翌年の1981年からオーガニックです。転換した理由に関して以下のように言っています。
- 個人的な喜びのため
- 地球を守るため
- これまでとは異なった生産者と消費者の関係において高い品質の製品を提供するため
過去にはオーガニック生産者団体「ナチュール&プログレ」の会長を務めており、熱いオーガニック実践者。
福岡正信の自然農法の本に感銘を受け、畑にはぶどうの搾りかすや雑草を鋤き込む以外は無施肥です。
オーガニック農業こそ明日につながる農業だと信じています。
ベリュウ氏は糖分を一切添加しない古代製法で発泡性ワイン「ラ ボエーム」を造っています。製造に使用しているタンクは昔、アルジェリアからフランスへワインを船で輸入する際に使っていたタンクをリサイクル。
冷却装置なども全て手作りです。1985年まではワインの酸化防止剤として固形状の二酸化硫黄を燃やして使用していましたが、使用する際に自分も吸い込んで気分が悪くなることから、使用するのをやめました。
タンニン豊富な「カイロル」と発泡性ワイン「ラ ボエーム」は二酸化硫黄無添加でも問題ないとのこと。
自然の恵みをそのまま詰めたようなワイン造りを目指しています。