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ワインの話

BYO 飲食店にワインを持ち込もう!

ワインの話

BYO Clubのサイトをオープンして2ヶ月になりました。

3月に構想して以来準備を進めて来たのですが、次々とあれこれ関連して思い付いてしまったり、途中2回ヨーロッパへ出掛けたり、またもちろん本業(どれが?)が忙しくて、ずいぶん時間がかかってしまいました。でもそのおかげでその間に知人たちにレストランへのワイン持込みについて、どう思うかかなりたくさんヒアリングすることができました。その結果、ネガティブな反応はゼロ、というか、積極的に賛成がほとんどだったのです。つまり僕がこれまで考えついた新事業の中では、最も実現性が高いということです。

何といってもユーザー(ワインが好きな30歳以上の女性たちが中心と思いますが)にとっては、これまでレストランでのワインチョイスの自由を店側に制限されていたのが、BYOでは100%自分の自由にできるという点が手放しで嬉しいことです。

ではお店をやっている人にとってはどうかというと、案外好反応。なかには「これまでワインでかなり利益を得ていたから持込は困る」という人もいますが、「仕入なしで持ち込み料をもらったらいいでしょう」と説明すると、資金繰りを日々考えなければいけない経営者として、それもありだとすぐに気付く人が多いようです。

では飲食店と取引している酒屋さんにとってはどうかというと、業務用酒販はこの不況で壊滅的な状況で、むしろ店頭売りへとスイッチすべきと思っている経営者が大半。

メディアにとっては、海外のBYOのことは知っていたので、誰かがやってくれればいいと思っていた」とか、「よい話題の少ない飲食店業界に、新しいソリューションとして伝えたい」などと、とてもポジティブ。

つまり、もっとも押さえなければいけないマーケティングのツボは全部はまっているのです。
これはイケる。しかし今回はオーガニックのようなニッチではなく、メインストリームでの勝負なので、見せ方がとても大切。おしゃれで楽しい、その上class感がなければちゃんとアピールできない、中途半端なものではダメだと思っていたところ、たまたまADDIXの下山さんに出会いました。
ADDIXは集英社のマキアのサイトを作っています。おしゃれで楽しくclassyなメインストリーム。とてもユニークな人物で、瞬時に一緒にやれそうだと直感して、即日サイト制作を発注しました。

充分な財源も、開発に割く時間も足りずにオープンさせましたので、マヴィのWEBサーバーを利用し、ポイントシステムもマヴィの通販用を利用しています。まだできていないことが多々ありますのでお気付きの点はぜひおしらせください。できる限り改善していきたく思っています。
少しずつ改善していて、今では携帯からの検索もできるようになりました。

サイト中身のBYOできる飲食店はようやく8軒になりました。あらかじめ飲食店を説得して、オープン時点でもそれなりの数の店を入れておくべきだというのが、これまでの常識でしょう。でも僕はそう思いません。どうせゼロからのスタートです。どのような形で紹介されるかを見てもらわずに飲食店へサイト掲載をお願いするのは好ましくないと判断しました。

僕はBYO Clubという箱を作りました。BYO Clubはユーザのみなさんが自分たちで作る情報サイトです。BYOをできる店が増えることはワイン好きの幸せにつながります。これを誰かが集めて公表してくれるのを待つという受動的な姿勢ではなく、ひとりひとりが主体的にBYOできる店を発掘・説得して、飲食店の自発的な意思をもって公表させてもらうことで、1軒でも多くの飲食店に参加してもらい、多くのワイン好きが簡単においしい料理とBYOした自分が好きなワインを合わせて楽しめるようになれば、と願っています。

マスマーケティングで一方通行の情報を流し、大量生産品を大量消費した時代はもう終焉に近づいています。マスの時代は社会のキメゴトは仕方ないと諦めるしかなかったかもしれませんが、個の時代では誰でもどんな決定にも参加できます。僕はBYO発進の旗を振りましたが、この先育てるのはたくさんの個人の力だと思います。ぜひBYO Clubに積極的に参加して、情報を発信してください。

*BYO Clubは阪急百貨店に譲渡し、現在はWinomyという名称になっています。

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