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コラム

今年はオミクロンBA.5感染急拡大でマヴィ赤坂店をまた休業

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日本の新型コロナ新規感染者数は世界第一位

世界の新型コロナパンデミック状況を伝えるWorldmeter COVID-19 CORONAVIRUS PANDEMICによると、日本の新規感染者は180,226人(2022年7月26日時点)で2位のアメリカの127,707人を大きく引き離して1位となった。

トップ15の中で、100万人あたり検査数が日本より少ないのは韓国、ブラジル、メキシコの3カ国だけと、日本の検査数は元々世界水準から見てダントツに少ないし、そのうえ最近は濃厚接触者を検査するということをしなくなっているので、実際の新規感染者数はこの何倍にもなるのではないか。

経済活動は停めない?

こんな不名誉なランキングのトップに躍り出た元凶は、政府の「経済活動を停めない」という方針だ。緊急事態宣言も蔓延防止措置も発動せず、政府広報では「屋外ではマスクを外そう」というテレビコマーシャルまで流している。

たくさんの人が3年ぶりに開催されたあちこちのイベントに集い、マスクを外して食事を楽しんだりしている様子がテレビのニュースに流れる。とにかく人流を増やしたい思惑が滲み出ている。

その結果、感染力が強いオミクロンBA.5はワクチンで得た免疫力を突破して、工場や職場でも、病院内でも、学校や保育園でも、家庭内でも、福祉施設でもクラスターを発生させている。

あちこちで郵便局が閉まったり、鉄道やバスが運休するなど公共インフラへも打撃受けて、社会活動に深刻な影響を及ぼしている。政府は陽性者や濃厚接触者の隔離(自主隔離?)期間を短くして働く人数を確保する方向に動き、陽性者の発生を隠そうとする企業も多いと聞く。

なぜそこまでして、世界1位の汚名に突き進むのだろう?

ノブレス・オブリージュ

上に立つ者にはノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)が求められる、と僕は信じている。私欲はあってもそれに流されず、社会を健全に導くことだ。政治家が詐欺のような新興宗教に加担したり、縁故者に利益誘導する類のことはノブレス・オブリージュの正反対で恥と心得るべき行為だろう。

「経済活動を停めない」という方針は、何かおかしい。傷口に絆創膏を貼って見えなくすればいいのか。本来守るべきものは何なのか。それは国民の命と健康に他ならない。

マヴィ赤坂店の3回目の休業

昨年の夏にも書いたが、会社を経営する時に一番大事なことは社員の命。そのためマヴィ赤坂店を2020年は2月から7月までの5ヶ月間、2021年8月の1ヶ月間と2回も自主休業した。売上がなくなって費用は発生するということで苦しい。

しかし売上はいつかコロナが終われば戻る。でもスタッフに何かあれば取り返しが付かないので、悩まず、今回も状況が落ち着くまで休業することにした。

しかし休業3回目ともなると、さすがにうんざりだ。仏の顔も三度まで。施政者はいいかげんに「喉元過ぎれば…」ということをやめ、真に持続可能な社会を目指して、感染症との戦いに用意周到に臨んで欲しいと思うのは僕だけだろうか。

マヴィ代表 田村 安

マヴィ赤坂店は、8月1日より今回の感染急拡大がピークアウトして一定の安全レベルが確保できるまでの期間休業させていただきます。

マヴィ赤坂店を贔屓にしていただいているお客様にはご迷惑をお掛けしてしまい、大変心苦しく誠に申し訳ありませんが、ぜひ長い目で見てご理解いただけますと幸いに存じます。

みなさまもくれぐれもウィルスを侮らず、最大限の注意を払われてこの災厄を切り抜けられますよう、お祈りいたします。

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