
〈ワイン小話42〉果皮醸し
果皮醸しというタイプのワインをご存知ですか?
ブドウの果皮、果肉、種子が醗酵中の果汁の中に浸漬されていてアントシアニンや渋みの成分が引き出されているワインです。
先に書いたオレンジワインやスキンコンタクトの長いワインと似た様なワインです。
マヴィでは、フランス・アルザスでビオディナミ農法を実践するメイエー家の辛口白ワインにこの果皮醸しがあります。白ワインですが、淡いサーモンピンクでオレンジワインのような飲みごたえも。
アルザスの高貴品種ピノグリを100%使用し、果皮を果汁に浸した状態で3週間発酵、さらに樽で澱とともに9ヶ月熟成しました。浸漬によって複雑な香りが引き出され、 酸味は控えめでボリュームもあり、辛口ながらフローラルでフルーティな香りが楽しめる珍しいタイプのワインです。
ピノグリの灰色がかった紫色の皮から抽出された美しいザクロ色に、開けた瞬間から驚きのあるワインです。
薔薇やスイカズラなど花の香りに、ザクロ、ピーチ、イチゴ、グレープフルーツやオレンジなどの様々な果実香、ホワイトペッパーやチョークなどミネラルを感じるアロマも存在します。( ここまで香りと味わいがわかる人は少ない? )
穏やかな酸味とソフトなタンニンに、高いアルコール度数のおかげでしっかりとしたボディです。
余韻も長く、幅広い味わいがゆっくりと狭まってゆく感じです。
しっかりとしたボディと辛口の味わいで、ここまでのフルーティーさとフローラルな白ワインにお目にかかれることは滅多にありません。
珍しいワインを飲んでみたい方はぜひ一度お試しください。
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