生産者レポート
トスカーナ・マニョーニ家 レポート2022
トスカーナ近郊の世界遺産サンジミニャーノを臨む美しい丘の小さな村で、1985年からワイン造りを続けるマニョーニさん。2022年のぶどう畑の様子を送ってもらいました。
8/29 干ばつの影響と土壌による違い
皆さんこんにちは。今日は2枚のぶどうの写真をお送りします。
左側は粘土質で、右側が砂質粘土質の土壌に植えられたぶどうの木です。
粘土質の土壌は干ばつによってぶどうの量が減ってしまい、木もあまり元気がなく、ぶどうの成熟が遅れています。
砂質粘土質の方が粘土質だけの土壌よりも保水性が高いため、より健康に育っています。
このように様々な土壌の畑でそれぞれのぶどうが成熟し始めていますが、野生のシカやイノシシが成熟したぶどうから食べてしまうため収穫量が減ってしまう可能性が出てきてしまいます。
そのため一見成熟の遅い粘土質の畑のぶどうなどもあえて残しておくことで、全体の収穫のバランスを整えていきます。