ハーフボトルの魅力|食事の際にもギフトの際にも役に立つサイズ
10月に入ってから、心なしかギフト用にとワインを選ばれるお客様が増えているような気がします。
誰かを喜ばせたくて、嬉しい気持ちにさせたくて、マヴィのワインを選んでくれる。そして、そのお手伝いをさせていただけるということが嬉しく、ついつい私達も気合が入ります。
お客様のシチュエーションやお好みを聞き、数あるワインから最高のものを選ばせていただいておりますが、ときどき「ハーフボトルでお願いします」というリクエストもいただきます。
ハーフボトルの容量
ハーフボトルの容量は375mlと500mlのものが存在します。
容量が少ないため、普段からよくワインを飲まれる方はハーフボトルを選ぶことが少ないかもしれませんが、意外と(特にギフトの場合は)ハーフボトルの使い勝手の良さが光ります。
甘口ワインのハーフボトルは大活躍
例えば甘口ワイン。
甘口ワインは他のドライなワインに比べて1回の消費量が多くありません。糖度の高いワインは少量をゆっくり味わっていただくのがおすすめです。デザートに合わせて、もしくは食前酒や食後酒といった量を多く必要としないシーンで大活躍します。
また、甘口ワインは栓をして冷蔵庫で保管すれば比較的長く保管できます。その時に嬉しいのがこのサイズ。普通の750mlのサイズでは場所を取りますが、この小ささですと扉の裏に立てて保管することも可能です。
白や赤のハーフボトルはお試しにピッタリ
では他の白や赤ワインはどうでしょう?
こちらの活用法としては、普段は赤ワインがお好きという方に白ワインのハーフボトルを、または普段は白ワインをメインに飲んでいる方に赤ワインのハーフボトルを「もし、よろしければ…」と控えめにお勧めする時に最適です。
普段飲んでいるワインとは少し気分を変えて楽しんでいただきたい、そんなときにおすすめするのにハーフボトルはピッタリではないでしょうか?
375mlはグラスに注ぐと約2杯半。試しに一杯、という時にはオススメです。
スパークリングワインのハーフボトルもおすすめ
スパークリングワインも、少人数で飲むときなどにはハーフボトルがおすすめです。
実はスパークリングワインを飲むと酔いやすいと仰るお客様は多く、その時は私はハーフボトルのスパークリングワインをよくご案内しています。
スパークリングワインには二次発酵の際に発生した二酸化炭素が含まれていますので、その影響もあり確かに酔いやすく感じます。そこで役立つのがこのサイズ。二人で一杯ずつなら飲み切れるサイズですし、適量で美味しく楽しい気持ちになります。
ミシュラン調査員はシャンパンのハーフボトルを注文
余談ですが、これは私がフランスに住んでいた時の話です。
当時の私はミシュラン2つ星のレストランで見習いのソムリエとして働いていました。
ある日のミーティングでチームから「今日はミシュラン調査員が来るから注文時の特徴を共有します」と予め手に入っていた情報をチームメンバーと共有していました。
(これは裏話に近いのですが、星付きのレストラン同士で情報を共有しあっており、既にサービスを終えたところは他の星付きレストランのみに共有します。今ではどうか分かりませんが、まるで試験後の学生みたいですね。)
そこで教えられた注文の方法が「最初にハーフボトルのシャンパンを注文し、他のワインをグラスで二杯程注文する」といったものでした。
面白いなぁと思っていた私はいつものように仕事に戻りましたが、まさか自分の担当のテーブルに調査員の方が来るとは思いもしていませんでした。
話で聞いていたように、本当にハーフボトルでシャンパンを注文した後、グラスワインで数杯注文をしていました。
幸い予め準備もしており、スムーズにサービスを終えることが出来たのでよかったのですが、この経験以来ハーフボトルで注文した後にグラスで数杯注文する流れを格好良く思い、暫く真似をしていました。(笑)
量的にもハーフボトルで一本頼んだ後に数杯のワインが一番心地よく感じることの出来る量かもしれません。
ハーフボトルは役に立つ
ハーフボトルのワインは食事の際にもギフトの際にも役に立つ、有効的な方法であることは間違いありません。
ギフトに至っては可愛いサイズですので更に喜ばれるかもしれませんね。
皆さまもハーフボトルを活用されてみてはいかがでしょうか?
マヴィ赤坂店では白ワインはフランスのブルゴーニュとボルドー地方、赤ワインはフランスのロワール、ブルゴーニュ地方とイタリアのピエモンテ地方、スパークリングワインはフランスのシャンパーニュとアルザス地方のハーフボトルをご用意させていただいております。
自由が丘店でお待ちしております!
スタッフ(Y.S.)