家飲みだからこそ、週末にいいワイン。

再びのステイホーム。状況改善の為になるべく協力したいですが、ただただ家に居るのも勿体ない。どうせならちょっといいワインを自宅で飲みませんか？
今回は店舗スタッフが年末年始で確認済みの白ワインのおススメを。スタッフAが思わずうなった白ワインとは。

思わずもれた一言…「美味しい」白ワイン

先日、街を歩いていると、前を歩く男性の行く手に空から何かが落ちてきました。男性は落ちてきた物体を見て思わず空を見上げ、何度かそれを繰り返して去っていきました。その物体は棒状スナック菓子の空箱。
後から考えてみると、鳥が巣作りでもしていたのかもしれませんが、突如の出来事だと思考回路がついていかず、無意識に何度も空を見上げてしまったんでしょう。（そして、その姿が無声映画のように、とてもチャーミングでした。）

その夜、少し違う趣きで、無意識に本能が出てしまう出来事が私にも。
それは、ムルソー白を飲んだ瞬間です。

思わず出た、「美味しい！！」の一言。
もちろん、これまでに何度も声にしたことはありますが、ほとんどは周りを意識してのこと。これほど、無意識に言葉に出たことはありません。そして、美味しさを確かめるように、何度も何度も口に運んでしまいました。（この姿は、ただの食いしん坊です。）

　ムルソーはシャルドネで有名なブルゴーニュ最高の白ワインの一つですが、そんな常套句が陳腐に思えるほどの深みとコクをもったシャペル家の名品。
バターやクリーム系の料理はもちろん、甘エビやフォアグラ、根菜にも優しく寄り添ってくれて、銘醸地の気高いワインでありながら懐の深さも感じます。
普段の和食に加え、ステイホームの気分展開に洋食や中華が食べたくなるもの。そんな多種多様な食卓にもきっと彩りを添えてくれますよ。
いつもよりお疲れ気味な今年。
思わず感嘆が口から溢れるようなワインで、幸せな2021年をスタートさせてくださいね。