ポデーレ 赤|イタリア・マルケ州のワインを堪能する
【マルケ州の代表品種、モンテプルチアーノを堪能しよう!】
マルケ州は、普段からワインを楽しまれる方でもあまり耳馴染みのない地域かもしれません。
この地域は中部イタリア(長靴でいうふくらはぎの辺り)に位置しており、アドリア海とアペニン山脈の間に広がっています。
マヴィの生産者であるカプリオッティ家は、海抜300メートル、アドリア海から15キロ、アペニン山脈から2キロという場所でぶどう栽培を行っており、飾り気のない素晴らしいワインを造っています。
海からも山からも近いこの場所は、穏やかで温暖ながら夏の暑さも合わせ持ち、またアペニン山脈からアドリア海に吹き下ろす風により風通しも非常に良い、ワイン造りに理想的な地域です。
この地域で有名なぶどう品種はモンテプルチアーノと呼ばれ、トスカーナ地方でもお馴染みのサンジョベーゼとのブレンドが相性抜群です。
今回ご紹介する「ポデーレ」はモンテプルチアーノがメインで、酸味のバランスをサンジョベーゼが引き立てています。
またラベルに書かれている72の文字ですが、これはポデーレ用のぶどうを植えた年が1972年だからだそう。
マルケ州にはいくつかの統制原産地呼称(DOC)がありますが、「Rosso Piceno Superiore」はその中でもハイクオリティのワインとして知られています。
ポデーレは、マルケ州の特定の地域で育ったぶどうだけを使用し、アルコール度数もやや高めのしっかりした仕上がり。何年か熟成させて楽しむのもおすすめです。
「Rosso Piceno Superiore」は、モンテプルチアーノ由来の熟したレッドチェリーやブラックプルーンの凝縮感を楽しめる一方で、アルコールの高さによる十分なボディ感や新旧樽での熟成による複雑な味わいも魅力です。
まだまだ世間一般的には知られていない地域ですが、他の地域に負けない素晴らしい魅力が詰まっているのがマルケ州とそのモンテプルチアーノです。カプリオッティ家が造るワインをぜひ堪能してみてください!🍷
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
自由が丘店スタッフ 塩澤 悠
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