2021年のボジョレーヌーヴォーの味わいは?
フランスと日本を結んでボジョレー解禁イベント開催
11月18日に解禁になった今年のボジョレーヌーヴォー。解禁日当日の夜に開催したオンラインイベントでは、フランス現地の生産者さんたちもリモートで参加し大いに盛り上がりました。
今年は春の冷害や大雨、冷夏など困難の多い1年でしたが、届いたボジョレーヌーヴォーは繊細で綺麗な仕上がりになっています。
ボワソー教授からもテイスティングコメントが届きましたのでシェアいたします!
ボアソー先生のテイスティングコメント
*ボジョレーヌーヴォー2021(シュブラン家)
テイスティング温度:15°C
外観 : 美しい透明感のある輝き、紫がかったルビーレッド色。
アロマ : 最初の香りは、新鮮な赤い果実(ラズベリー、チェリー)のアロマがよく出ている。
味わい:ラズベリーやチェリーなどの赤い果実や酸味のあるお菓子のような爽やかな感覚があり、フィネス、軽さ、新鮮さの良い印象を受けます。
口の中で非常に心地よい持続性があり、ボジョレー・ヌーボーとしてはかなり長い余韻があります。
この2021年のボジョレー・ヌーボーは、天候に恵まれなかったにもかかわらず、私たちが好む典型的なボジョレーらしい仕上がりで大成功を収めました。
食前酒として友人と一緒に、リヨン料理のウフ アン ムレット(赤ワインのソースにポーチドエッグを入れた伝統料理)、魚のフライ、リヨン風ソーセージ、山羊のチーズと一緒に楽しみたい味わいです。
日本の皆さまには、シンプルな味つけの魚料理、ピザ、焼き鳥、鶏の照り焼き、しゃぶしゃぶ、そしてノルマンディー産のおいしいカマンベールが良いでしょう。
年内にフレッシュな味わいを楽しむのがおすすめです。
*ボジョレーヴィラージュヌーヴォー2021(ランポン家)
テイスティング温度:14~15℃
外観:美しい輝き、良好な透明感。チェリーレッドカラーにライトパープルのハイライト。
アロマ:チェリーやプルーンなどの黒い果実の香りがする非常にフルーティーな香り。
アタック:口の中での第一印象は素晴らしく、丸みを帯びていて、小さな酸味の印象とわずかなビター感があり、上品な出来となっている。
最後は、非常に良いスムーズ感。
ボジョレーのレニエ村のテロワールの特徴をすべて備えています。
今飲んでも美味しいワインですが、少し熟成させることも出来ます。
アペリティフとして、シャルキュトリーなどの肉の前菜、白身の肉、ローストした肉にソースをかけたもの、カマンベールやモンドールなどの柔らかいチーズ、洋梨のワイン煮などと一緒に楽しめます。
日本の皆さまには、寿司、和牛などもおすすめです。
ぜひ今年のボジョレーヌーヴォーをお楽しみください!
(2021.11.29)
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