季節のお便り(9月)
皆さまこんにちは。いつもマヴィのワインをお楽しみいただきありがとうございます!
季節のお便りでは、旬の食材とのマリアージュや、ワイン造りの様子などをお届けしていきます。
旬の食材とワイン
旬の食材:きのこ
ワインと相性の良い秋の食材といえばきのこ。日本では椎茸や舞茸、しめじ、マッシュルームなどが一般的ですが、海外でもこの時期になると、ジロールやセップ(ポルチーニ茸)など香り高いきのこが市場に並びます。
また、きのこは「中庸の野菜」とされ、きゅうりやすいかなど体を冷ます食べ物が多かった夏から、体を温める食材が増える冬への移行期間にぴったりな食材です。
合わせるワインは土や枯れ葉のニュアンスがある柔らかい赤ワインがおすすめです。バターやクリームで料理したときは樽のかかった重口の白なども。
王道のワイン×きのこのマリアージュをぜひお楽しみください。
おすすめのワイン
レニエ(クリュ ボジョレー)赤
口当たりが優しく、飲むとほっとするようなワイン。いちごなどの赤い果実の香りに、ハーブや紅茶、そしてきのこのニュアンスがあります。ソテーしたマッシュルームや舞茸の天ぷらなどにおすすめです。
メルロー ヴェネツィア 赤
煮詰めたブラックチェリーに、土やクローヴなどのニュアンスもあり、普段の何気ない食事にも合わせやすい赤ワインです。
ソースにきのこを使った煮込みハンバーグなどにおすすめです。ハンバーグを作るときにナツメグなどのスパイスを入れるとよりワインとの相性がアップします。
ワイン造りの風景
9月になるといよいよ収穫シーズンです。フランスの早いところでは9月上旬から収穫が始まります。
年々温暖化の影響でぶどうが熟すのが早くなってきており、今年はボジョレーのシュブラン家でも9月3日から収穫がはじまったそうです。(普段は9月中旬頃)
こちらの写真は2018年にスタッフが、フランス・ルーションのブーリエ家で収穫のお手伝いをしたときのものです。
何種類かぶどうがある場合は大抵、白ワイン用のぶどう→軽い赤ワイン用のぶどう→重い赤ワイン用のぶどう…と、重口用のぶどうはより熟したものを収穫できるようにします。
収穫は地域や品種によっても異なりますが、11月頃まで続きます。
11月になると、甘口ワイン用の遅摘み(ヴァンタンジュ タルディヴ)のぶどう、貴腐ワインやアイスワインのためのぶどうが収穫されます。
(2020.09.01)