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MAVIE自由が丘店

100%DIY ハンドメードの店舗作り

MAVIE自由が丘店

マヴィ自由が丘店の内装工事は外注せずに、代表の田村とスタッフの塩澤が二人で行いました。カベのペンキ塗り、断熱材の壁やエアコン設置、床貼りなど全て手作りです。作業の様子をタイムラプス動画にしてみましたので、ご笑覧ください。

撮影:2022年12月

DIY工事内容

壁の塗装

元々ここはバイクの修理工房として使われていたので、壁が汚れていましたから白く塗装することに。どうせならと珪藻土塗料を塗ってみました。少しは空気がきれいになってくれればいいのですが。。。

水場+バックヤード

店舗奥には仕切りもなく、トイレがぽつんと置かれていただけだったので、水場が必要。簡易流し台を置いて配管を繋ぎました。また仕切り壁も扉も無かったので、角材の枠にベニヤ板を貼って仕切り壁を立て、引き戸を設置しました。

このスペースはバックヤードも兼ねています。

ワインセラー

店舗奥の水場に隣接してワインセラーを設けました。スチール製のがっしりした金属棚を3列立て、ここに角材の枠にベニヤ板貼りした壁板を固定して仕切り壁としています。仕切り壁には断熱材のスタイロフォーム板を貼っています。

セラー内での作業中にお客様がご来店されたら、すぐに対応できるよう、セラー内の通路ごとに窓付きの扉を付けました。壁が全部白なので、この扉は淡いグリーンに塗装してアクセントとしてみました。

エントランス

道路に面して全面開閉できる、八百屋さんやガレージのような造りの店舗なので、ワインショップには向かない構造です。しかもガラス折戸の開閉はとても重く、お客様に開け閉めしていただくのにはちょっと問題ありです。

そこで一番端の部分のみを開けっぱなしとして、その内側にアクリルの引き戸を付けることにしました。

開け閉めが重くならないよう、カーテンレールを使った吊り戸としたのですが、風の強い時にはバタバタするということで、床にもガイドレールを付けたり隙間風対策に支柱を立ててみたりと、試行錯誤していますが、悪天候の際は仕方なく本来のガラス折戸を閉めさせていただいております。

エアコン

エアコン設置は業者しかできないと思われている方が多いと思いますが、店舗の冷暖房用エアコンとワインセラーの冷房専用エアコンは、自分で設置しました。

エアコンの電源コードにはコンセントが付いています。つまり設備機器ではなく、炊飯器や電子レンジと同じ家電なので、資格のない人でも設置できます。

ただ配管が面倒というか、専用のツールがないと冷媒のフロンガスが漏れ出して使えなくなります。エアコン配管専用ツールは結構高価ののですが、幸いなことに安くレンタルできます。ヤフオクなどで検索されると1000円~2000円程度でたくさんオファーが載っていますので、興味ある方は検索してみてください。

エアコンの室内機では、冷媒で冷やした金属フィンに風を当てて冷気を作っています。この際に空気中の湿気が水となります。この水を排出しないといけないのですが、湿度が高くなると信じられないほどの水が溢れ出てきます。そこで室内機からの排水管は常に下り勾配を付けなければいけません。排水管だけでなく、室内機自体も水平ではなく、排水管側を少し下げて取り付けないと水漏れの危険があるので注意が必要です。

照明

閉店した赤坂店で使用していたLED電球を持って来て天井に取り付けました。こちらの方が狭いので、数は十分足りています。

床貼り

コンクリートの床では味気ないので、サンゲツ製の木目ビニールタイル「ビンテージオーク」を貼りました。

通常は専用接着剤で頑丈に貼り付けるのですが、完全に乾くまで時間がかかり、臭いもあります。そこで今回はコンクリート面・粗面用強力両面テープを使用しました。一瞬で貼れて、臭いもなく、しっかりと固定されているので、とても満足しています。

商品棚

赤坂店で使用していたものを持ち込みましたが、店の大きさが異なり、棚のサイズが合わないので一部は棚板の幅をカットして調整しました。分厚い杉板なので、結構重労働でした。

レジカウンターと作業台

レジカウンターも赤坂店から持ち込みましたが、包装作業もここでやることになるためサイズも形も変更。こちらもたっぷりの大工仕事。現場での状態や角度を確認しながら、何回も調整してようやくこの形に落ち着きました。

オーニングフリル

自由が丘では都心と違い規制が厳しく看板を掲示できません。ただこの店舗には可動式のオーニングテントが付いていますので、このオーニングに幅広のフリルを取り付けて看板代わりにすることにしました。

デザインは通販部門が担当して印刷データを作り、特殊布印刷は外注しましたが、取り付けは道路に脚立を立てて自分たちで行いました。

ワイン樽看板

赤坂店でずっと使っていたワイン樽の看板。マヴィのシンボル的な存在です。

自由が丘での規制があり諦めかけたのですが、オーニングテント内ならばギリギリ大丈夫そうなので取り付けました。

これでようやくマヴィっぽくなりました。

追記:台風対策と冬の積雪対策でオーニングテントを閉じる際に樽が邪魔になってしまい、泣く泣く樽は外して看板だけ吊るすことになりました。ちょっと寂しいですが、安全が一番なので…(2023年9月)

そしてオープン

そしてこちらがグランドオープン時に撮影した店内の様子です。

撮影:2023年1月
撮影:2023年2月

手作りならでは味わいや趣が出ている店舗になったのではないかと思います。

これまでも、そしてこれからもヨーロッパスタイルです。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

マヴィ代表 田村安 + スタッフ 塩澤悠

2024年ボジョレーヌーヴォー到着