ボルドー・ラビュゾン家 レポート2022
ボルドーグラーヴ地区で1668年からワイン農家を営んでいたラビュゾン家。1963年にオーガニックでのぶどう作りを始めた、ボルドー地方の草分け的存在です。当主だったポーレットおばあちゃんの引退後、息子のピエールがドメーヌを継承しました。そんなラビュゾン家の最新レポートをお届けいたします。
9/14 収穫と仕込みの始まり
皆さまこんにちは。今年の収穫は快晴の青空と共にスタートしました。素晴らしいヴィンテージになる予感がします!
先に白ワイン用のぶどうを収穫し、無事発酵が始まったので今のところとても満足しています。
赤ワイン用のぶどうはまだ少し小さく皮が厚いので、収穫はもう少し後の予定です。少し雨が降ると嬉しいのですが…。
今年はぶどうの収穫量は少ないものの、極上のヴィンテージになる見込みです!
7/21 フランス南西部の火事
今年、欧州は記録的な熱波に見舞われ、フランスやスペインでは山火事の被害も出ています。
フランス南西部でも山火事により1万4,000人以上の方々が避難しており、ボルドーのラビュゾン家にも影響があったようです。
ピエールからお知らせが届きましたが、今のところ家族やスタッフ、ぶどうの木に被害はないとのこと。このまま落ち着くことを願っています。
「皆さまを安心させるためにご報告があります。
ここ1週間ほど、あらゆるメディアで驚くべき情報が流れています。森は非常に燃えていますし、消防士もまだこの火事の勢いを安定させることが出来ていません。
けれども、ラビュゾン家ではぶどうの木に被害はありません。また人的被害もなく、皆元気にしています。
消防団の皆さんが最優先で私達の家を守ってくれています。
今日、私たちは村から避難するように言われましたが、それは主に煙によるものでした。
大変ありがたいことに多くの方から電話やメール、SMS頂いておりますが、全員にお答えすることが難しい状態でもあります。
もし、私たちを応援してくださるのであれば、私達のワインを飲み続けてください!そして、状況が元に戻り次第、また訪ねてきてくださいね。
また私たちは現在、他のボランティアと一緒に作業をしております。連絡が取れないことが多く、返事をする時間がないので、お電話はお控えください。
皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
ラビュザン・ピエールより」