シュブラン家(フランス)
Domaine du CRET de BINE
生産農家:シュブラン家
生産ぶどう品種:ガメイ、シャルドネ
オーガニック認証:エコサート、デメター
ドメーヌ デュ クレ ド ビーヌはボジョレー南西端の丘にあります。南側の標高1,000m級のリヨネ山脈と西側に広がるボジョレの山々によって、この地方特有の強い風から畑は守られています。土壌はクリュボジョレーと同じ花崗岩質です。シュブラン家は現在の当主フランソワの祖父の代からぶどう農家で、少なくとも5世代前からぶどう栽培を行っている家系です。彼は地元の農業学校で教鞭をとっていましたが、父が引退するのを機に、このワイナリーを引き継ぎました。
ボジョレー南部は、古くからぶどう栽培が行われており、およそ2000年前にはローマ時代の重要な街道が通っていました。シュブラン家のぶどう畑の脇には、シーザーが通ったとされるローマ街道があります。遺跡の発掘調査では、数々の住居跡も見つかっています。畑は≪BINE≫という場所にあります。これは古い言葉で「土の表面を耕す」という意味の≪biner≫に由来しています。これはまさ
にオーガニック農法でシュブラン氏が実践していることです。ドメーヌは「クレ≪cret≫」と呼ばれる斜面に位置しています。彼らはドメーヌを名付けるにあたり、≪CRET de BINE≫という言葉を使うことにしました。
その後、勉強熱心な彼は南仏でビオディナミ農法でワインを造る友人に出会い、そのワインに感銘を受けたことから2008年にビオディナミに転換することを決意しました。
「オーガニックに対する私たちの誇り、それは私たちのワインに表れています。特徴的な味、私たちの畑に特有のテロワールである花崗岩質のミネラル感を感じられること。その傾向はオーガニックを始めてから、年とともにますます強くなってきています。この仕事は求めるものが多く、肉体的にも非常に大変ですが、私たちはこの仕事が好きです。農薬や化学肥料を使わず、自然がありのままに凝縮されたワインを生産していることを誇りに 思っています。私たちが丹精込めて造ったワインをどうぞ楽しんでください。」